【BLOG】この度、引越しする事となりました。Vol.1
みなさまこんにちは。
アポロ・プロダクション、チーフ・マネージャーの松尾です。
早速ではありますが、我々技術部は引越しをすることとなりました。
1,000近くある保有機材を置くスペースが無くなってきてしまい、手狭になってきたということもありますが、機材室としてお世話になっているビルが、老朽化に伴う建て直しを決定したためとなります。

機材量もそれなりにあるため、引越しは余程の理由がないとしないのですが、今回はせっかくなので、「技術会社が求める物件の条件」とは何か?をテーマにお伝えしたいと思います。
(機材を保有している会社は、きっと同じ気持ちで探しているに違いない!)

<24時間使用可能>
案件の始まる時間も終わる時間も毎日バラバラなため、いつでも出入りが可能である必要があります。意外と時間の制約がある物件が多いです。
<搬入出と駐車場>
ご近所迷惑にならず、かつ搬入出がいつでもできる必要があります。
どうしても機材の積み下ろしの際に音が出てしまうため、近隣がマンションなどの住宅だと苦情が・・という事もあり、周辺環境にはとても気を使います。
そして時には2t〜11tのトラックを使用するので、トラックでの搬入出が可能か。
そして、機材を雨で濡らさずに搬入出が可能。こちらもも地味ですが実はとても大事です。
さらには、機材車を数台駐車できる駐車場が、敷地内にあるか。
ここまでの条件でも、かなり物件が限られてきてしまいます。

<スペース>
こちらは我々に限っての条件かもしれませんが、今までは「機材庫」「デスクスペース」「備品倉庫」と3箇所別々の場所に分かれていたのを、今回は1箇所にまとめたかったため、広いスペースを探す必要がありました。
特にデスクスペース。
結線図やカメラ図を作ったりというスペースももちろんなのですが、データ配信や伝送された映像の配信を行う機会も数多くあるため、配信専用スペースの確保が必要となります。
<終電問題>
圧倒的に生放送が多いアポロ・プロダクションの活動コアタイムは、必然的に、いわゆる「ゴールデンタイム」帯(午後7時から午後10時まで)になります。
つまり、案件終了後に機材室に戻り、機材をバラし(片付け)終わると時計の針は24時。というのは当たり前なので、極力終電が遅くまである駅、路線が近くにあると幸せになります。
<周辺環境>
終電とは逆に、「朝3時機材室入り」という、始発も動いていない時間からの稼働もあります。
そういった場合は、前日宿泊になるため、機材室の近くにホテルや飲食店などが充実している事が大事です。
などと条件面を書いてると、そんな条件が揃っている物件なんてあるのか?・・と思われるかもしれませんが、東京都内のあらゆる不動産屋に条件を伝え、全力で探してもらいました。
(実際には、もっと細かい条件を出しました。)

物件を探していた期間は4ヶ月くらいだったかと思います。
不動産屋と連絡を小まめに取り、限られた日に何件も内見しに行った結果、
「全然条件にハマらない」・・・70%
「これだけ惜しい!」・・・25%
「ここならいける!」・・・5%
というデータが取れました。
案件の現場に行きながらだったため、中々(いや相当・・・)ハードな日々でしたが、
スタッフにも「いい物件あったら情報ください」と告知したところ、様々な情報を上げてくれ、頼もしいスタッフが揃っているなと改めて感じました。
そして、今回、我々が決めた物件は、そんなスタッフからの情報でした。
さて、どんな物件なのか・・それは次回のお楽しみということで。