【WORKS】『YAMAHA CFX PREMIUM CONCERT』(音声・配信)

2022年5月15日(日)、多摩地区最大規模となる次世代型エンタテインメント施設立川ステージガーデンにて「YAMAHA CFX PREMIUM CONCERT」が開催されました。
ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」の新モデルの音色が、大々的にお披露目される初めての舞台です。
お客様を入れた会場をオンライン配信も行うため、Candeeはイベントの進行・演出を、アポロ・プロダクションは、撮影・音声・配信を担当しました。
本案件についての取り組みについて今回は、音声・配信を担当した各スタッフに、聞いてきました。
前回のインタビュー(撮影・スイッチャー編)は下記をご覧ください。
【音声担当 松尾への質問】
Q:
臨場感のあるピアノコンサートにするために、どのような事を気にしていますか?
松尾:
会場がデッドな空間かつPfマイクがオンマイクなので、音が近くなりすぎないようにオーディエンスマイクの指向性を工夫し空間表現を高めるようにしました。

Q:
有観客のコンサートということでお客様の拍手が入ると思います。複数の場所からいくつもの音を拾うのにはどのような事が必要ですか?
松尾:
会場図面とお客様の数、想定されるリアクションなどを考慮し適切に客席へマイクを散りばめ集音していく必要があります。
同時に室内ですと壁の反射による残響音とお客様の発する音とのバランスを取る必要があります。
今回だと会場背面の壁の反響はなるべく入らないように工夫しています。

【配信担当 中山への質問】
Q:
使用した機材を教えてください。
中山:
Elemental Live L012AE です。
Q:
常日頃、安定した配信を届けるために気にかけていることはありますか?
中山:
会場に用意された回線とテスト配信です。
真っ先に回線の状況を確認し、回線が複数ある場合はどれをメインに使うか、バックアップに使うかなどの選定を行います。
またテスト配信中も常に回線の状況を気にかけ、異変や違和感、トラブルがあったらすぐに対応します。
回線のトラブルは他のメンバーが作りあげた会場の画と音を一瞬で台無しにしてしまうので、
メンバーが作りあげたものをそのまま、視聴者であるお客様に届けられるように、
テスト配信で全ての問題が解消できるよう日々努めています。
万が一のトラブルに備えた十全な準備はもちろんですが、音楽イベントということで配信を通じて届ける演奏の音色はもちろんのこと、会場にいないからこそ見られる映像など、視聴者にこれ以上ない満足感を届けるための工夫をしておりました。
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【お知らせ】
アポロ・プロダクションは、音楽ライブやeスポーツといったイベントからエンタメ番組、
株主総会やセミナーなど幅広いジャンルを得意とし、番組演出や配信環境にきめ細やかに対応する、株式会社Candeeの技術部門です。
実績と経験を積んだ撮影、音声、配信の技術スタッフが、皆さまをサポートさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。